5/11 いつも頼りになるクソッタレな神様へ

まず、始めに卿らには謝罪を述べておこうと思う。
この先にいるのはただの末期患者だ。


私はつい先日病魔に体を犯されていたにも関わらずあろう事か怒りの日を踏破してしまった。

これがどういう事か分かるだろうか理解できるだろうか。
病魔に犯され湧き立つ脳で火照る体で奮い立つ心でかの怒りの日を駆け抜けたという事実を。

つまり端的に表現するなればそうだね、
「出会って一目惚れした相手にその瞬間甘い言葉を吐かれた」
と、恐らくはこのような状態に違いない。

もしそうなのであれば砕けてしまうだろうさ溶けてしまうだろうさ焼け落ちてしまうだろうさ。
私程度の外郭などではそれを目にして自己を保てない。
それほどまでに抗えない。抗うことさえ愚かしいと思う。だから至高と信ずる。

結局のところ何がいいたいのかといえば、結局この身は未だに少年の日の妄想にとり憑かれたままだった。
いやはやお恥ずかしい限りだ。

末期患者の意味蒙昧もこれで終わりなのだけれども最後に一つだけ呪詛を残すことをどうか許して欲しい。
これだけ吐き出してしまえば本当に終われる。もう暫くはこの末期患者が出てくることもあるまいよ。

では、

「メルクリウス死ね」